敦賀から小浜へ
敦賀から小浜に行くには3つの難関がある。
1)旗護山トンネル
2)椿峠
3)倉見峠
どれもが狭く、交通量が激しい国道である。
特に旗護山は自動車専用道路。無理して行かれるツワモノも居られるようだが、基本的に事故に巻き込まれても仕方ない、だから通行禁止という位置づけなのだ。どうにもならないのが椿峠。この峠は27号線と若狭梅街道の2つのトンネルから成り立っているが、どちらも狭く、暗く、そして交通量が激しい。
そこで今回紹介するのは、近辺の名勝をスムーズに、かつ安全に楽しめるための最善なルート、の一つである。
まずは椿峠。この峠にはNTTの工事用側道がある。敦賀方面からアクセスした場合、梅街道をくぐって山道に入り、状態の悪い舗装路と格闘すれば、やがて木々の間から景色が開き、左手に小浜線を挟んで田んぼが見えてくる。こうなれば後はどこから下っても一般道だが、イレギュラーな手段で線路を渡らないのが大人の作法。踏み切りらしい場所、とはいっても遮断機もないのだが、目印は集落の外れに佇む小さな神社。ここは階段状になっているので、MTBであっても降りた方がよい。

椿峠近辺のルート

慎重にルートを探すこと
さて、そこから暫くは田んぼ道を適当に選んで進めばよいが、数キロ進んだところで三方五湖の運動公園に到着するので、標識に誘導されるまま湖岸の遊歩道に入ればよい。この道、フロアが木製なのだが状態が良好なので、ロードサイクルでも容易に通行できる。
湖岸の遊歩道は三方湖を周回してしまうので、外れるために一旦、幹線道路に出なければならない。この辺りまで来ると交通量も多くないし、道も広いので後方を意識して走る必要はない。
1キロほど進むと信号があるので、左折⇒ファミマの信号を右折する(殆どの車がそのルートで進むので真似して進めばよい)と「虹岳島温泉入り口」の看板が右手に見える。スクールゾーンと記された小さい道だが躊躇わずに進入する。この道は三方五湖の名勝、水月湖を周回するルート。三方湖に較べて人口密度が低く、閑静なエリアだ。ここでは無理に飛ばさず、ゆっくり景色を堪能しよう。
やがて小奇麗なホテルが目を引く大きな集落に到着する。この湖周道路の終点は常神半島入り口として有名な塩坂越(しゃくし)である。ここからはしばらく一般道で南下して、次の関門である世久見トンネルを目指す。ここから数キロは梅干の露店と直売店が並ぶエリアで、潰れ梅なら一袋500円から1000円程度。もし荷物に余裕があるなら、サプリメント代わりに是非買っていこう。
世久見トンネルは若狭基幹林道の基点としても知られている。側道を上れば基幹林道、トンネルを越えれば若狭湾の海岸沿いの集落へ通じる。妥当なところで世久見トンネルを越えると、そこは想像に違わぬ若狭湾の情景が待ち受けている。
世久見から小浜までは大きく二つのピークがあり、一つは世久見から食見に繋がるところ、そしてもう一つは奈胡崎である。特に奈胡崎は目下、本ルートで取り残された唯一無比の山岳ルートである(現在急ピッチでトンネル工事が行われている)。標高140メートルまで一気に上るので、容易で快適なトンネル郡に馴らされた脚には大きな負担となる。
奈胡崎を越えてしまえば後は阿納尻までのクルージングが続く。阿納から小浜市街までは幹線道路を南下するしか手立ては無いが、それまでに堪能した風景で食傷気味なので、後は仏頂面で小浜駅を目指すか、阿納尻でUターンして敦賀を目指すしかない。このルートは小浜線から遠いので、もし体力に自信が無いのなら無理せずに小浜駅に向かうのが得策だろう。
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