正式名称は「すげんたん」峠。「すげたに」が訛って変化した呼び名だろうか。

この峠は、ホノケ山の直ぐ下にあり、その林道は武生や南条の街中からでも山を切り付けたような筋になって見える。



実際に行ってみるとその通り崩落地帯のようで、大雨の後は行きたくない林道だ。林道とは言っても、麓までは立派な国道305号線である。この国道は南条365号線から豪華な高架橋を渡っていくのだが、これを見て行き止まりと思う人はいないはず、という程整備された道。



しかし、奥野々という集落を過ぎた瞬間(本当に)、突然パッタリと道が無くなってしまう。

道が無くなるというのは大袈裟だが、そこから普通車1台ギリギリの舗装路が1キロ程続き、ホノケ山登山口駐車場を過ぎたところから完全なダートになる。

道の状態は魚見峠(池田南条線)と同じ程度なので登れないことはない。しかも林道自体の雰囲気は悪くない。林の中をクネクネした道が続き、テンポ良く登ることができる。また、本当に辛い斜度のところはコンクリートが打ってあるので大いに助けられる。


今にも崩れそうなダート道を進み、山の尾根を越える処が菅谷峠である。ここにはホノケ山山頂への登り口がある。


さらに林道を進み、行き止まりを確認しようと先に進んだところ、約500メートルのところで工事の先端に到着した。まあ、あの重機が工事しているはずだから、1年で100メートル位は伸びているのではなかろうか。

この峠、実は裏道があって峠から河野村に行くことができるらしい。一応チェックしてみたが、幅約30センチの獣道が下の方(菅谷の集落跡)へ続いているようだ。

(この標識があるところに道がある。らしい)
幅は50センチくらいの獣道というか、登山道である。自転車を担いで下りようかとも思ったのだが、結構菅谷は山深いのである。ここからしばらくは道が無さそうだ。

(峠の河野村側。ちょっと判りにくいが、山の向こうに日本海が見える)


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