冠山は福井県池田町と岐阜県藤橋村を結ぶ峠道で、道路も整備されたせいか最近は登山やハイキングに来る人も多い。

ルートは今立→池田(国道417号線)と入り、冠荘の横を抜けていくのがスタンダードコース。国道417号線はその名の通り国道で、現在トンネル工事が急ピッチで進み、あと10年もすれば岐阜県までトンネルが開通してしまいそうな雰囲気である。
冠荘を抜けた辺りが福井県側最後の集落で、そこから林道入り口までの10km程の区間には川魚を料理するらしい民宿か食堂みたいなものと数戸の山小屋しかない。
とはいっても、道は大型トラックでも十分通れるくらいの広くてなだらかな道が延々と続き、このエリアだけは初心者でも十分に楽しめるサイクリングコースだ。

林道の基点となる入り口には、なぜか10と書いてある緑色の大きな看板がある。これは後々休憩する時の目安になるので非常にありがたい。
この林道は、最初の200メートル位がもっともきつい上り坂になる。ここを過ぎるとしばらくして下りになるので、少し無理してでも登りきってしまいたい。下り道が終わると、7番の看板が見えるまでは緩やかな上り坂が続く。
7番から4番までの道は、まるでデジャヴ(白昼夢)にでもなったようなくらい同じ風景が繰り返される(沢を渡るヘアピンの連続)。
4番を過ぎたあたりから山の尾根筋を走り始めるので景色も良くなり、2番を過ぎると頂上が近づいてくる。このエリアが冠山林道の中では一番休憩しやすいスポットなので、体力温存のためには休憩したほうが良い。

峠直前の急坂が終わると約3メートルはあろうか、冠山峠と描かれた巨大な石碑が迎えてくれる。



(これは2003年開山式典の様子)


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