地図を見ただけの印象では、複雑に入り組んだ形状をしていて、東隣を走る黒河林道の方が簡単そうに見えるほど。しかし、実際は緩やかで整備された斜面の続く快適な林道である。
福井県の林道というのは恐ろしく厳しい林道と、まるで観光スポットのような林道が幾つも併設されているものだ。中間的な林道といえば大野池田林道くらいではなかろうか?と、言い切れるくらい緩急自在な設定である。
前述した通り、この林道はまさに緩急の”緩”であり、真横の黒河林道が”急”である。全くといっていいほど好対照のペアだろう。目的やトレーニングレベルに応じてこの2つの林道を楽しみたいところ。
さて話を本筋に戻すと、ここの起点は「新庄渓流の里」という釣堀になる。車を停める場所もあまり無いので、脚力や時間に余裕があればもう少し麓から出発しても良いだろう。
上り始めてみると、いきなり金網を張っただけの絶壁が続き、路側から滝のように水が湧き出ている。このまま行くとどこかで通行止めにでもなっていそうな雰囲気だ。
しかし、予想に反し、標高が高くなるにつれて景色は広がり、砂防ダムから流れる水の流れは滝のように美しい。
さてこの林道、県境というか終点(実際は河内谷林道とセットなので終点ではない)はあっさりと終わっている。僅かに休憩用ベンチがあるのみ。
(ここが滋賀県との県境になる。整備された公園があるし、景色も良い)
この林道を粟柄越と間違えてしまいそうだが、こちらはあくまでも林道であって峠の類ではない。
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